












Materials Processing and Science
東京科学大学 | 平田・張-創形科学研究室
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研究概要
Outline
Material Processing
and Science
形を創り、命を吹き込む。
形づくりはものつくりの基本です。平田・張研究室は、形づくりをサイエンスとして捉え、物理的・化学的背景を常に意識しながら新たな創形プロセスを提案します。特に、ナノスケールの精密加工や表面改質技術、エネルギー効率の向上を目指したトライボロジー技術、さらには次世代バイオセンサーの開発など、多岐にわたる分野で研究を展開し持続可能な未来社会の構築に貢献します。
What we research

What we research

The Elements According to Relative Abundance
炭素の時代を切り拓く
最先端材料開発
人類の技術革新は、鉄の時代、シリコンの時代を経て、現在、炭素の時代へと移行しています。この新たな時代を象徴するのが、ダイヤモンドやグラフェン、ダイヤモンド状炭素膜(Diamond-Like Carbon: DLC)などの先進的なカーボン材料です。当研究室では、これらの革新的材料の開発と応用に注力し、社会課題の解決に寄与する研究を推進しています。炭素材料の可能性を最大限に引き出し、炭素の時代をリードする研究室として、私たちは常に挑戦を続け、基礎研究から産業応用まで幅広く対応する研究活動を展開しています。

What we research

Diamond and Related Materials
炭素の並び方が生み出す
特性と可能性
炭素原子は、配置の仕方によって驚くほど多彩な特性を生みだす特異な元素です。たとえば、炭素原子を整然と規則正しく並べると、強靭で透明な「ダイヤモンド」が形成されます。ダイヤモンドでは、炭素原子が規則正しい正四面体状の3次元構造を作り出し、非常に高い硬度と優れた熱伝導性を発揮します。一方で、炭素原子を不規則に配置すると、「ダイヤモンド状炭素膜(DLC)」と呼ばれる薄膜材料ができます。DLC膜は、ダイヤモンドと類似した特性を持ちながらも、構造がランダムな非晶質膜として特徴づけられます。この「ぐしゃぐしゃ」に並んだ構造が、DLC膜に硬さ、耐摩耗性、低摩擦性といった独自の特性を与えています。

What we research

Low dimensional Materials
二次元原子層材料:
原子を操り創る革新的材料
原子を平面上に配置して実現される二次元原子層材料は、革新的な物質科学の研究対象として注目されています。代表例として、炭素原子の二次元材料であるグラフェンは、2004年の発見以来、卓越した電気伝導性や機械的強度について広く研究され、2010年のノーベル物理学賞の対象となっています。現在、グラフェンに加え、ホウ素、窒素、遷移金属ダイカルコゲナイド(TMDs)などを基盤とした多様な材料が注目され、エレクトロニクスやエネルギー、センサー分野での応用が期待されています。私たちは、こうした材料の可能性を引き出し、持続可能な社会に貢献する革新的な材料技術の創出に挑戦しています。

What we research

Van der Waals Hetero-structures
二次元材料が拓く
低次元材料の世界
二次元材料は、その単原子層の薄さと卓越した特性によって独自の物性を示すだけでなく、さまざまな低次元材料の構成要素としても極めて重要な役割を果たします。二次元材料は、低次元材料科学の基盤を支える存在であり、それがもたらす技術革新は、ナノテクノロジーの未来を切り拓く原動力となると期待されており、私たちは、二次元材料を基盤とする低次元構造を設計・応用し、新しい物理現象の解明や革新的デバイスの実現に挑戦しています。

Our Mission
Materials Science ×
Nano Surface Modification Technology
Creating the Future We Aspire To.
材料科学 × ナノ表面改質技術
ありたい未来の創発
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01
Low environmental load
and energy saving低環境負荷と省エネルギー
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02
Safety and security
安全と安心
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03
Comfort and health
快適さと健康
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04
Innovative control
technology革新的な制御技術
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05
Nano technology
ナノテクノロジー
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06
New material
新材料の創成
研究紹介
Research